更新日:2017/07/10

犬に与え過ぎると危険なサプリメントの一覧

犬に与えすぎると危険なサプリメント

ドッグフードだけでは偏ってしまわないかと心配になるかもしれませんが、高品質の総合栄養食を与えていれば、獣医師の指示がない限りサプリメントを与える必要はありません。

 

逆に、むやみにサプリメントを与えることによって体調を崩してしまうことがあります。そこで摂り過ぎてしまうと危険な栄養サプリメントを紹介します。

 

ビタミン群

ビタミンB・ビタミンC

これらは水溶性ビタミンと言って、水に溶ける性質があるため多めにとっても尿と一緒に体から出て行きます。

 

人間と違って犬はビタミンCを自分の体の中で作ることができるので、あえてサプリメントを使う必要はありませんが、最近ではビタミンCはアンチエイジングのビタミンとしても注目されているためビタミンCを添加したドッグフードもあります。

 

ビタミンA・ビタミンD・ビタミンE

これらは脂溶性ビタミンと言って脂に溶けるので、摂りすぎると体内に溜まっていきます。ドッグフードを主食にしていればビタミン不足になることはまれです。

 

近頃はビタミン不足よりもサプリメント等で過剰に摂りすぎて体調を崩すほうが多いくらいです。ビタミンAやビタミンDを摂り過ぎると、骨がもろくなったり内臓にカルシウムが沈着する場合があります。

 

ただし脂溶性ビタミンの中ではビタミンEは抗酸化成分として働くため、ビタミンCと同じくアンチエイジングのビタミンとして問題のない範囲内で多めに添加しているドッグフードもあります。

 

カルシウム

カルシウムのサプリは必要?

カルシウムたっぷりの食事は健康的なイメージがありますが、摂りすぎは問題です。特に成長期の子犬に過剰に与えると、発育が遅れたり骨が変形したりすることがあります。

 

私たちが「カルシウムをもっと取ったほうがいいのではないか?」と思いがちな成長期、妊娠授乳期には「成長期用」「妊娠授乳期用」とパッケージに書いてある総合栄養食を選べば十分な量のカルシウムは含まれています。

 

獣医師から特別な指示がない限り、カルシウムのサプリメントを与えるのはやめましょう。

 

グルコサミン・コンドロイチン

老犬にコンドロイチン

グルコサミンやコンドロイチンは関節の軟骨を作る材料になる栄養素です。もともと自分の体の中でも作られていますが、年齢とともに自分で作り出す量が減ってきます。

 

また高齢になると長年使い続けた関節の軟骨がすり減ってくるため、食事やサプリメントからグルコサミンやコンドロイチンを補給する方法があります。

 

一度にたくさん摂るよりも同じ量でも何回かに分けて摂った方が吸収されやすいので、1日1回のサプリメントよりグルコサミンやコンドロイチンが添加されたフードで1日に2,3回に分けて摂る方法をお勧めします。

 

ただし成長期の子犬にはサプリメントでコンドロイチンやグルコサミンを与えないでください。成長期に過剰なグルコサミンやコンドロイチンを与え続けると、自分自身でグルコサミンやコンドロイチンを作り出すバランスが乱され、成長に悪影響を与える可能性があります。

 

またコンドロイチンやグルコサミンを必要以上に摂り過ぎた場合は、胸焼け、胃痛、嘔吐などの症状が見られる場合があるので必ず適量を守りましょう。

 

オメガ3脂肪酸

美容や健康に関心の高い女性の間では、オメガ3脂肪酸が豊富に含まれているナッツ類がおやつとして注目されています。

 

同じように犬でもオメガ3脂肪酸は健康で美しい皮膚や毛をつくる助けになったり、炎症を緩やかに抑えるなどさまざまな作用があることから、皮膚炎の治療としオメガ3脂肪酸のサプリメントが処方される場合があります。

 

また皮膚のトラブルを抱える犬のための総合栄養食や療法食にはオメガ3脂肪酸が添加されたものも多く見かけますが、含まれているオメガ3脂肪酸の量は製品によって差があります。

 

治療の一環として与える場合はかかりつけの獣医師と相談してドッグフードを選びましょう。

 

オメガ6脂肪酸

しなやかで健康な皮膚を作ったり皮膚に潤いを持たせることに役立つ脂肪酸です。オメガ3脂肪酸と同じく皮膚の健康に配慮したドッグフードには多めに添加されています。

 

ただしオメガ6脂肪酸は摂り過ぎると炎症を強めてしまうこともあるので気をつけましょう。オメガ3脂肪酸の量とのバランスが特に大切です。多ければ多いほどいいという訳ではありません。

 

治療として利用される場合も皮膚炎と関節炎ではオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の理想的なバランスは異なります。

 

サプリメントを与えようか迷ったら

自己判断でサプリメントを与えるよりも、あらかじめバランスを調整してフードに添加しているものを主食に選ぶことをお勧めします。