更新日:2017/05/29

犬にも生活習慣病があるの?

犬にも生活習慣病 肥満が関連

予防接種やフィラリア予防が浸透し、長生きする犬が増えてきました。高齢化が進み、中には人間の生活習慣病にあたるような病気にかかることもあります。

 

犬の生活習慣病は関節炎、心臓病、糖尿病など肥満と関連のある病気が多いんです。栄養バランスの良い食事でも食べ過ぎれば太ってしまいます。適切な量の食事や散歩運動をすることで理想的な体重を維持しましょう。

 

人間で生活習慣病と呼ばれる心臓病、糖尿病、関節炎、歯周病などを持病としている犬が近年急増しています。

 

以前は伝染病やフィラリア症で若いうちに亡くなる犬も多かったのですが、最近は病気の予防も定着し家族同様に大切にお世話されるようになり寿命はのびています。

 

しかし、食生活の乱れをきっかけに生活習慣病になる機会も増えました。

 

よく見られる4つの生活習慣病

歯周病

犬には虫歯は少ないのですが、歯周病はかなり多く見られます。統計では1歳以上の犬の80%は口臭、歯石、歯肉炎などのトラブルを抱えています。

 

缶詰を主食にしていると、ドライフードを主食にしている場合よりも歯周病のもとになる歯垢や歯石がつきやすくなります。

 

予防は歯磨きが効果的ですが、難しい場合は噛むだけで歯磨きと同様の効果のある特殊な粒の形をしたフードもあるので、かかりつけの動物病院に相談してみてください。

 

関節炎

体重の重たい大型犬だけでなく小型犬でも関節炎は見られるんです。多くの関節炎は一度かかると完治することが非常に難しく、しして慢性化してしまいます。

 

痛みを抑える薬もありますが、体重を適切な体重に戻し関節にかかる負担を軽くするだけでも、かなり痛みが改善することもあります。また、炎症を抑えてくれるオメガ3脂肪酸を多く含んだ食事に変えて管理することもあります。

 

糖尿病

たくさん水を飲む、しっかり食べているのにやせるなどの症状が出ます。肥満になると血糖値を下げるインスリンへの反応が鈍くなる場合があるためです。

 

糖尿病にかかると、犬も食事管理やインスリン注射などの治療をすることが必要です。これは決してめずらしい病気ではありません。

 

心臓病

肥満になると体についた余分な脂肪にも栄養を与えなければいけないので、体をめぐる血液の量も増え、心臓が血液を送り出す仕事が増えて負担が大きくなります。

 

特に小型犬は僧房弁閉鎖不全症などの心臓病が多いので体重管理には気をつけましょう。

 

実はこんな病気も‥

膀胱の中に石の塊が出来たり、尿の中に砂が混ざったようになり、膀胱炎や排尿障害を起こすこともある尿石症も実は生活習慣と関係があります。

 

肥満体型の犬では理想体重の犬よりも尿石症になる割合が高いというデータがあるのです。食事を多く食べる肥満犬は石の材料になる食事中のミネラルを摂りすぎ、石ができやすくなることがあります。

 

また太って体が重くなると運動不足からあまり水を飲まなくなり、濃い尿を膀胱に長く溜めることによって石や結晶ができやすい状態になることもあります。

 

生活習慣病を予防するには

犬の生活習慣病を予防するには

生活習慣病になるリスクを下げるために適正体重を維持することが大切です。成長期が終わる1歳になったばかりの頃の体重と比べて、だんだん増えてきているようなら肥満の可能性があります。

 

かわいいからと言って欲しがるものを全て与えることだけが愛情表現の方法ではありません。一緒に遊んだり散歩に行く時間を楽しんで、食べさせすぎないようにしましょう。

 

食生活を整えて健康を維持してあげることも愛情です。