更新日:2017/07/10

自宅でわんちゃんの健康診断をしてみましょう

自宅でできるわんちゃんの健康診断

元気いっぱいの若い頃は年に1回、7歳以上になったら年に2回程度の血液検査を含めた健康診断を受けましょう。

 

しかし定期健診さえ受けていれば安心でしょうか?
実は犬の1年は人間の4,5年にあたります。

 

年に1回の健康診断は人間に例えると4,5年に1回しか健康診断を受けていないことになります。病気の早期発見のために家庭での健康チェックも忘れずに。自宅で簡単にできる健康チェックを紹介します。

 

健康チェック入門

家庭でできる健康チェックとして、「目の輝き具合や毛づやを見ること」など飼育本にはたくさん記載されていますが、見慣れていないとなかなか判断が難しいと思います。

 

そこでまず、簡単にできるチェックポイント「食欲」と「うんち」を確認しましょう。

 

食欲のチェックポイント

犬の食欲をチェックしましょう

  • いつも通りの量を食べているか。
  • いつもより食べるのに時間がかかっていないか
  • 食べた後に気分を悪そうにしたりしていないか
  • 口の片側でしか噛まない
  • 噛みづらそう
  • 飲み込みづらそう
  • 食器に血液が付く
  • 口からドッグフードがぽろぽろ落ちる

 

いつもより食べる量が少ない、全く食べなかったりするのは病気のサインかもしれません。
フードを急に変えたり環境が変わっても食欲が落ちることがあります。

 

いつもより食べるのに時間がかかったり、口の片側だけで噛む、ぽろぽろとフードをこぼすなどする時は口の中に何かトラブルがあるかもしれません。

 

獣医師に見てもらうべき症状

子犬の食欲がない時は1日待って様子を見たりせずに、早めに受診しましょう。低血糖を起こして命に関わることもあります。

 

成犬でも2日以上食べない場合は、栄養補給や点滴を始めたほうがいいとされています。歯周病や口の中に腫瘍が出来ていたりする場合があります。あまり知られていませんが、犬の口腔内腫瘍の多くは悪性なので早めに受診しましょう。

 

また肝臓にトラブルがあると食後すぐに気分が悪そうにしたり、頭を床にぐいぐいと押し付けるようなしぐさをすることがあります。

 

受診の目安は「いつもの食事量の8割以下しか食べられない日が3日以上続く。」「丸1日何も食べない。」「水を飲まない。」です。

 

口の奥は中々見せてくれないワンちゃんも多いので、無理をせず獣医師に相談してください。

 

うんちのチェックポイント

  • 量、形、色、硬さ、においがいつもと同じかどうか。
  • 1日のうんちの回数はいつもより増えていないか、減っていないか。
  • 血液やゼリー状のものが付いていないか。

 

ドッグフードの種類を変えていないのにうんちの色が変わった場合は要注意です。特に色が白っぽい、黒っぽい、血液が混ざっているときは便を持って受診してください。膵臓や胃腸のトラブルの可能性があります。

 

うんちは健康のバロメーターです。いつもより軟らかい下痢のうんちになっていないか排便ごとに確認しましょう。下痢をしてしまった場合も、動物病院へは便を持っていき、排便の回数などもメモしていくと診察がスムーズです。

 

下痢をすればうんちの回数が増える場合があり、便秘をしていたり食べ物を十分食べていない時はうんちの回数が少なくなることがあります。

 

うんちに真っ赤な血液や透明なゼリーのようなものが付いてくるときは大腸炎を起こしているかもしれません。

 

大腸炎や便秘の時には、うんちのかさを増やしたり腸内環境を整えてくれる食物繊維の多いフードのほうが向いている場合があります。

 

ただし主食を食物繊維の多いものに変えるとうんちの量が増え、タンパク質の多いものに変えるとにおいがきつくなるということは健康な場合でもあります。

 

おしっこのチェックポイント

  • 量や回数が極端に増えたり減ったりしていないか。
  • 色が極端に濃くなったり薄くなったりしていないか。

 

おしっこの回数が極端に増えるときは、膀胱炎や糖尿病、その他の内臓疾患が疑われます。
また肝臓が悪くなっていたり、脱水症状を起こしていて色の濃いおしっこをする場合もあります。

 

おしっこがまったく出ない時は次の日まで待たずにすぐに受診してください。尿毒症で亡くなってしまう可能性があります。

 

散歩中のチェックポイント

  • 歩き方
  • 歩く速さ
  • 呼吸の仕方

 

足を引きずる場合だけでなく、スキップするような歩き方をしたり、お尻を振りながら歩く場合も関節のトラブルを抱えている場合があります。いつもよりゆっくり歩く、呼吸が荒くなる、咳き込むという時は心臓病や他の疾患の可能性もあります。

 

物によくぶつかるようなら視力に問題があるかもしれませんし、自転車で追い越されるときにすごく驚くなら耳が聞こえにくくなっているかもしれません。

 

脳神経のトラブルがあるとまっすぐ歩けないこともあります。

 

他の健康チェックポイントは?

  • 歩き方
  • 毛づや
  • かゆみや赤み、脱毛などがないか

 

足をひきずる、歩きたがらない、触ると怒るなどの症状が見られる時はどこかに痛みがある可能性があります。また、大型犬がお尻を振りながら歩く時は股関節のトラブルがあるかもしれません。体重を増やしすぎないようにして、診察も受けましょう。

 

タンパク質や必須脂肪酸の不足した食事を続けていると毛づやが悪くなることもあります。脱毛や湿疹などの皮膚病でなければ、フードを変えることによって改善する場合もあります。

 

毎日スキンシップのついでにチェックをして、おかしいなと思ったら早めに受診しましょう。