更新日:2017/07/10

犬の肥満によるリスクと対処法

犬の肥満によるリスク

犬の肥満

犬にとって肥満は万病のもとです。

 

体内脂肪が増えることで骨や関節に負担がかかるだけではなく、様々な病気にかかるリスクが高まります。

 

呼吸器、肝臓、心臓などの疾患から糖尿病などの生活習慣病まで誘発しかねません。

 

 

肥満が原因で危惧される症状や病気
  • 体重を支えきれずに関節炎や椎間板ヘルニアになる危険性
  • 栄養過多により肝臓に脂肪が蓄積し、肝機能低下など負担が増す
  • 太くなった体への血液循環のために心臓に余計に負担がかかる
  • 気官の周りに脂肪がついて呼吸困難に陥りやすい
  • 増えた脂肪にも栄養を送るための血液量も増え、心臓病や腎臓病になります。
  • 理想体重の犬よりも肥満の犬のほうが尿石症が起こりやすくなります。
  • 全身の免疫力が低下して、皮膚炎や下痢を引き起こす

 

 

他にも皮膚炎などの炎症がひどくなる、食欲が抑えづらくなるなどデメリットは多数あります。パグなどの短頭種では体温調節が難しくなり熱中症になりやすくなるなど、命に関わる場合もあり大変危険です。

 

人間では心臓病を抱える患者は肥満体型の方が長生きしたという報告が話題になったこともありますが、犬に関しては肥満のメリットは現時点では見当たりません。適切な体重を維持するよう食事管理を行って下さい。

 

ワンちゃんの肥満度チェック
  • 胸の辺りを触っても肋骨の感触がない
  • 真上や横から見た時にウエストのくびれがない
  • 去年よりも体重が増えた
  • コロコロしてかわいいと言われる
  • 避妊、去勢手術を受けたが食事の量はそのまま

 

犬の肥満 理想体重の目安は獣医師に確認する

どれかひとつでも当てはまれば肥満の可能性があります。
犬種ごとの平均体重は個体差が大きいため参考になりません。

 

かかりつけの獣医師に相談し、わんちゃんの体格に合った理想体重を教えてもらいましょう。

 

もし肥満になったら‥

まずは食生活の見直しからはじめましょう。いま食べさせている食事量からカロリーを計算し、必要としているカロリーの目安と比べます。

 

1日に必要としているカロリーは体型や年齢に応じて計算されますが、目安であれば総合栄養食のパッケージにある給与量表が参考になります。

 

給与量表の理想体重にあたる量を参考にしてください。

 

  • 主食
  • おやつ
  • ごほうび
  • 薬を飲むときに混ぜて与えているおいしいもの
  • 人間の食事のおすそ分け

 

これらの食べたもの全てのカロリーを計算してみてください。びっくりするほどカロリーオーバーしていることもあります。

 

おやつにはカロリーの記載のないものも多いのですが、丸いさくさくとしたボーロタイプの犬用お菓子でも100gあたり360kcalほどあります。かぼちゃ、にんじん、さつまいも、トマトなど意外とカロリーのしっかりあるものもあります。

犬のダイエット法

基本的な減量への取り組み方は人間も犬も同じで、食事の量や種類と定期的な運動です。

 

犬の肥満の目安と対処法 定期的な散歩

体重が増えていれば増えているほど時間がかかり難しいところもありますが、最近は減量用の食事も進化していて、今までのように「空腹に耐え忍んで・・・。」ということも少ないです。

 

自己流の減量ではなく、獣医師の指導の下で健康的な減量に取り組みましょう。

 

肥満対策は食事管理と適度の運動

散歩など適度な運動は大事です。犬も満足感が得られて過食傾向が抑えられるし、筋肉量も増えて太りにくい体が作れます。ただ肥満は犬の心臓や関節に負担をかけているので、過剰な運動には注意が必要です。

 

減量の基本はあくまで食事の管理で行うのがベストです。なぜなら犬は身体の構造が走ることに適しているため、運動による消費エネルギーは少なく、それだけでは体重を落としにくい点があるからです。

 

食事はきちんと管理しましょう

肥満対策のための食事管理は、どうしても飼い主さんの姿勢が重要となります。犬は自分で食べる量をコントロールできず、与えられた分だけ食べてしまいがちなのです。食事に関してはドッグフードの商品ラベルの表示に基づいて与えましょう。

 

目分量は避けた方が無難です。肥満がちになり、食欲の増減も把握できないので体調不良の原因が分かりづらくなります。また愛犬が肥満している場合は、その時の体重を基準に与えてはいけません。ますます肥満を亢進させる結果となります。

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