更新日:2017/05/29

犬に必要な栄養素は?

タンパク質

犬の栄養にタンパク質は重要

タンパク質は、「筋肉」「内蔵」「皮膚」「血液」「ホルモン」など様々な器官や組織を作り、エネルギー源としても有効利用される栄養素です。

 

ただ摂取すれば良いわけでなく、タンパク質を構成するアミノ酸の種類とバランスが重要になります。

 

犬の体内で合成できないアミノ酸=必須アミノ酸が10種類あり、それらを食事から摂らなければいけません。

 

この必須アミノ酸をバランスよく含むものが、動物性タンパク質です。

 

植物性タンパク質も一部のアミノ酸を補うことで、いぬの食事に適したバランスになります。タンパク質不足だと、成長障害や貧血、食欲減退、毛ヅヤがなくなるなどの症状が起こります。

 

脂肪

脂肪はタンパク質や炭水化物などの栄養と比べて、2倍以上のカロリーをもつ、最も濃縮されたエネルギー源です。

 

内蔵の保護や体温の維持の他、食事の口当たりを良くします。脂肪にも必須アミノ酸と同じように体内で合成することができず、食事から摂る必要がある必須脂肪酸があります。またリノール酸という、すべての動物に必要な脂肪酸で、植物油や動物性脂肪に多く含まれています。

 

脂肪を不足にすると発育不良や免疫力の低下につながります。また脂肪の摂り過ぎは、肥満の原因になりますので注意しましょう。

 

炭水化物

炭水化物は、繊維質と糖質を合わせた栄養素で、タンパク質と同じカロリーがあります。人は炭水化物の主要な構成成分である糖を効率良く体内に吸収し、脳や神経、筋肉などを働かせます。犬にとっても必要ですが、人ほど重要ではありません。

 

もう1つの構成成分である食物繊維は、体内の消化酵素では消化されず、そのまま大腸まで送られます。便秘を防ぐ整腸効果や腸内の善玉菌を活性化し腸内環境を良好に保ちます。

 

食物繊維は、便秘や下痢の予防効果がありますが、糖質は体内で脂肪に変わるため、摂り過ぎると肥満の原因になりますので適量を心がけましょう。

 

ビタミン・ミネラル

ビタミン、ミネラルは必要量は微量ですが、犬にとって欠かせない大切な栄養素です。ビタミンは、タンパク質、脂肪、炭水化物などが体内でエネルギーになったりするときに、その働きを助ける欠かせないものです。

 

ミネラルは、体を構成する材料そのものであり、体のバランスを調整し機能を保つために欠くことはできないものです。

 

犬のそばには水を用意しておきましょう

6割近くが水分で構成されている人や犬にとって、10%〜15%の水がなくなると死んでしまいます。生命を維持するには必要なものです。

 

1日に必要な水分量は、季節や環境、運動量によって変わります。暑い夏場は、脱水症状になりかねないので、犬のそばに新鮮な水を用意して、いつでも飲めるようにしておきましょう。

ドッグフードだけでは栄養が偏ってしまう?

「ドッグフードだけでは栄養が偏ってしまうのでは?」

 

そんな質問を受けることがよくありますが、ドッグフードだけで十分なんです。「総合栄養食」とラベルに書いてあるドッグフードを選べば、フードと新鮮なお水を与えるだけで一日に必要な栄養がとれるように作られています。

 

「総合栄養食」とはその食事だけで、ペットが健康な体を維持できるように栄養バランスを考えて作られたフードなんです。

 

総合栄養食の基準

総合栄養食の基準

どんなドッグフードでも「総合栄養食」とパッケージに記載できるわけではありません。

 

日本ではペットの健康を守るためにペットフード安全法という法律があり、AAFCO(米国飼料検査官協会)が提案している栄養基準をクリアするフードだけが「総合栄養食」を名乗ることが出来ると定められています。

 

栄養基準は分析試験・給与試験の2つの試験のどちらかを行って証明する必要があります。

 

分析試験はフードを文字通り分析して、実際のフードに含まれている各栄養素(炭水化物、脂肪、タンパク質、ビタミン、各種のミネラルなど)がAAFCOの推奨するバランスになっているかどうかで判断します。

 

給与試験はフードを実際に動物に食べさせてみて、そのフードだけで健康な体を維持することが出来るのどうかを調べています。

 

ドッグフードを購入する際は、必ずパッケージに「総合栄養食」と記載されているかどうか確認してください。

 

プレミアムフードと総合栄養食の違いは?

プレミアムフードの定義ははっきりとは決まっていません。通常のフードよりも特徴があるものが多いようです。

 

消化吸収の良い材料を使っていたり、関節のトラブルや尿石症、皮膚の健康に配慮されているといった特徴のあるものがあります。