更新日:2017/11/15

猫にドッグフードを与えてはいけません

ネコにドッグフードを与えると病気になる

猫にドッグフードを与え続けると深刻な病気になる可能性があります。猫に対してあえて与えるということをした場合についてお伝えいたします。

 

そもそも犬と猫では食性が異なり、犬は雑食性で猫は肉食性です。当然、必要な栄養素や成分はそれぞれ違います。

 

猫は犬に比べると、自分の体の中で栄養素を合成する能力が低く、そのためキャットフードから栄養素をたくさん摂取しなければなりません。

 

犬はタウリンやビタミンAアラキドン酸を体内で充分に合成できますが猫はできません。体の大きさが同じでも必要としている栄養素のバランスも異なりますので、やはり犬にはドッグフードを猫にはキャットフードを与えましょう。

 

タウリンが不足すると

キャットフードが普及していなかった頃、猫には人間の食事のあまり物、いわゆる「ねこまんま」と呼ばれるご飯にお味噌汁やかつおぶしなどをふりかけたものを与えるのが一般的でした。

 

これは味が濃くておいしく猫は喜んで食べますが、猫に必要な栄養バランスが足りません。
この食事を長く続けると失明したり、妊娠しても死産や流産してしまう猫が現われます。

 

この「ねこまんま」と総合栄養食のキャットフードの違いのひとつはタウリンの量です。

 

タウリンを少しは体内で合成することができるのですが、十分な量を作ることはできません。
そこで食事に十分な量が含まれている必要があります。

 

人間や犬は十分な量のタウリンを体内で合成できるため、ドッグフードには猫が必要とするだけのタウリンは含まれていないため猫の主食にはならないのです。

 

タウリンが不足すると網膜が委縮し目が見えなくなったり、心筋症や発育不全、繁殖障害を起こす可能性があります。

 

ビタミンAが不足すると

犬はベータカロテン(※)からビタミンAを合成できますが、猫はできません。そのためキャットフードにはビタミンAも添加されています。

 

では野生のネコ科の動物はどうやってビタミンAを摂っているのでしょうか?

 

狩りをする習性のある野生のネコ科の動物は、獲物を捕まえると内臓から食べます。肝臓(レバー)などにはビタミンAが多く含まれるので、ここからビタミンAを補給しています。ビタミンAが不足すると視覚障害が起こりやすくなります。

 

※ベータカロテン‥にんじん、かぼちゃ、ブロッコリーなどの緑黄色野菜に含まれます。

 

アラキドン酸とは

動物性の脂肪に含まれますが、不足すると毛ヅヤが悪くなる、出血が止まりにくくなる、繁殖障害などの症状が見られる場合があります。

 

犬や人間は体内で合成することが可能です。肉食性である猫は動物性の脂肪やタンパク質に含まれる栄養素を犬より多く必要とします。

 

もし、犬がキャットフードを食べ続けたら?

雑食の犬にとっては肉食の猫の食事はタンパク質の割合が高くなります。

 

犬にはドッグフードを猫にはキャットフードを与えましょう。

特に高齢期や腎臓、心臓、肝臓が悪い犬、シュウ酸カルシウム尿石などの尿石系疾患のある犬にとっては治療や健康管理をを妨げることもあるのでやはり危険です。

 

やはり犬にはドッグフードを猫にはキャットフードを与えましょう。