更新日:2017/12/12

犬の膝蓋骨脱臼とは?

Q:3歳のチワワです。少し前から散歩の途中から後ろ足を引きずるようになりました。

 

いつもではないのですが、痛がりはじめるとしばらく動けなくなります。どうすればよいでしょうか?

 

A:犬が足を痛がる理由は次の6つに分けることができます。

 

  1. 膝が外れる
  2. 靭帯を傷めた
  3. ケガをしている
  4. 股関節が外れている
  5. 骨が折れている
  6. その他

今回のチワワの場合は、1の膝が外れるの可能性が高いと思います。正確には「膝蓋骨脱臼」と呼ばれます。

 

膝のお皿のことを「膝蓋骨」といいます。この膝蓋骨が内側や外側にずれてしまい、痛みが出ます。症状の進行に合わせて様々な症状が見られますが、初期は無症状の場合が多く、進行すると、だんだん足を上げて歩くことが多くなります。

 

この病気は特に小型犬に多く、チワワ、トイ・プードル、ポメラニアン、パピヨン、マルチーズ、ヨークシャ・テリアなどに多く見られます。

 

症状は4段階に分けることができます
グレード1

脱臼しても自然と正常な状態に戻ることが多く、無症状で気づかない場合が多い

グレード2

時々脱臼した足を浮かせて痛がりますが、、犬が足を伸ばしたり、人間が手をかせば簡単に膝を元に戻すことができ、日常生活にそれほど大きな支障はありません

グレード3

脱臼していることが多く、元に戻してもすぐに脱臼した状態になるため、脱臼した側の足を挙げて歩くことが多くなります

グレード4

常に脱臼している状態となり、元に戻すことができず、膝を曲げたままの状態で歩くなど歩行異常が見られるようになります

 

膝蓋骨脱臼の治療法

膝蓋骨脱臼を治療する方法は手術をして、膝蓋骨が外れないように固定することです。ただし、症状が進行しすぎると骨自体が変形してしまって手術できないこともあるので、できるだけ早く手術してあげるほうがよいでしょう。

 

膝蓋骨脱臼の予防は?

滑りやすい床は膝に負担がかかるため、じゅうたんやマットをひいて滑らないようにしましょう。また、椅子やソファーの上がり降りはできるだけさせない。そして太らせないことも重要ですね。ワンちゃんの歩き方に違和感を感じたらすぐに獣医にみてもらいましょう。

 

犬の膝蓋骨脱臼まとめ

かかりやすい犬種:プードル、ヨークシャテリア、パピヨン、 など
なりやすい時期:1年中
なりやすい傾向・特徴:遺伝、先天的、太り気味、びっこをひく