更新日:2017/12/12

ワンちゃんの結石症の症状と対処法

Q: おしっこが出ない状態が2日ほどあり、3日目には血尿が交じるようになりました。

 

7歳、オスのシ―・ズ―のことで相談があります。何度もトイレに行きますが、少ししかおしっこが出ない状態が2日ほどありました。3日目に尿に血液が混じるようになり、尿がキラキラ光っているような感じがしました。動物病院に連れて行ったら尿路結石だと言われました。元気や食欲はあります。今後どのようにしていけばよいでしょうか?

 

A: 尿路結石は比較的良くみられる泌尿器系の病気です。

 

「膀胱結石」「尿道結石」など結石のある場所によって病名が異なります。雄の場合、万が一尿道に結石が詰まった場合は排尿できなくなり、尿毒症を起こす恐れがあります。ちょっとおかしいなと思ったら、毎日ワンちゃんの様子をみてあげましょう。チェックポイントは「尿が出ているか?」「お腹を痛がっていないか?」「嘔吐がないか?」「元気・食欲はあるか?」です。

膀胱結石の症状

  1. 血尿
  2. 何回も排尿姿勢をとるが、少ししか出ない
  3. 尿が漏れる
  4. 尿の臭いが強い
  5. その他
膀胱結石の診断

膀胱炎と症状がほぼ同じなので、膀胱を触ったり、超音波エコーやレントゲンで結石がないか確認する必要があります。

 

膀胱結石の原因
  1. 細菌性膀胱炎
  2. フード内のミネラル分が多い
  3. ミネラルの多いおやつを沢山あげている
  4. 水分摂取量が少ない
  5. 体質
  6. その他

このような原因が複数絡んで結石が形成されます。また、結石には様々な種類があります。代表的なものとして、

 

ストルバイト結晶(リン酸アンモニウムマグネシウム)

尿pHがアルカリ性に傾いた時に析出しやすい。

シュウ酸カルシウム

尿pHが酸性に傾いた時に析出しやすい

尿酸塩

尿pHが酸性に傾いた時に析出しやすいダルメシアン、肝門脈体循環シャントの場合は要注意です。

 

尿石症と診断された場合の対処法
  1. 定期的に尿検査をする
  2. 細菌性膀胱炎が悪化の原因になるため抗生剤を服用する
  3. フードはミネラル分を調節している尿石症用のフードを使用する
  4. 排尿ができているかどうかを毎日確認する
  5. おやつはあげない

かかりやすい犬種:シ―・ズ―、シュナウザー
なりやすい時期: 冬、夏
なりやすい傾向・特徴:排尿を我慢する時間が長い場合、おやつの多給、飲水量が少ない、少量頻回の排泄、血尿